バルブの擦り合わせ治具

当社保有の擦り合わせ用の治具をご紹介します。
擦り合わせとは、バルブ・弁のメンテナンスを行う作業を指し、そのメンテナンスには専用の工具を用います。サカエ工機では、それらメンテナンス用工具(治具)を自社で作成し、現場で使用しています。

ゲート弁(仕切弁)摺り合わせ用治具

仕切弁(ゲート弁)はくさび効果を活用しながら、流体を止めるという構造をもっています。この時、弁体にアライアンス(隙間)があると弁本来の目的である流体をとめることができません。
その為に、弁体にアライアンス(隙間)が生じていないか、また、仮に錆や摩耗などで形が均一になっていない場合は、研磨などの加工をして、本来の形に仕上げていくことが必要となります。
上記は、そのゲート弁専用の治具となります。

グローブ弁(玉形弁)摺り合わせ用治具

弁は様々な形状があり、その弁に合わせた擦り合わせ用の治具を用いてメンテナンスを行います。グローブ弁はジスクとボデーシートのアライアンスをなくすために擦り合わせが重要となります。グローブ弁も様々なサイズがあり、そのサイズに応じて治具も準備していくことが必要となります。

安全弁摺り合わせ用定盤・テスト台

安全弁は機器の事故を防ぐ重要な役割を担う弁です。その為、メンテナンスにも相応のち密さが必要となります。
摺り合わせは、コンパウンドで行っていきます。テスト台では、窒素を使用して適切に稼働するかの、漏れがないかのテストを行います。このテスト台はフランジ口径によってサイズを変える必要がなく様々な口径に使用できます。

回転台(バルブ弁体仕上用)

回転台は、主に弁体・弁棒の摺り合わせに使用します。旋盤のように回転させペーパーを使用し表面を仕上げていきます。ここまでにご紹介してきた弁用の治具は弁座の摺り合わせに使用しますが、この回転打は弁体の摺り合わせに使用します。
回転台で取れない深い傷・角度修正等は、旋盤を使用します。