配管の遮熱シート施工

鍍金処理工場様からの配管の遮熱工事のご依頼をいただきました。お湯を通す配管がむき出しになっており、その配管からの放熱を抑えることを目的としています。今回は遮熱シートの施工を行いました。
事前に「遮熱」という考え方の共有を行い、具体的な施工へと進みました。

遮熱シートとは

熱の移動方法には以下の3つがあります。
・伝導熱:接しているものと物の間で熱が移動するもの
・対流熱:異なる2つの流体が混合することで熱が均一化しようとする中でおきる熱移動
・輻射熱:いわゆる放熱のことで、モノにあたることで発熱する熱
この遮熱シートは、アルミで出来たシートを工業用にコーティング加工したもので、上記の中の輻射熱の大半を跳ね返す効果を持っています。今まで放熱によってロスしていた熱エネルギーを跳ね返すことによって省エネ効果が期待できます。
施工後の様子1

施工後の様子2

施工後の効果

・配管からの放熱が抑えられたことで、お湯の温度が冷めることなく移動ができ、給湯燃料代削減
・配管からの放熱が抑えられ、労働環境が改善
お手軽に施工ができるのに、確実な効果が得られたため大変満足度が高い工事となりました!

作業担当者より

遮熱シートの施工はお手軽にできる省エネ手法です。シートを設置する方法は、汎用的な接着剤や針金、マグネットなどを用います。工業用に加工されているシートであるため寿命も長く、一度設置すればしばらくそのまま活用可能です。安価で労働環境改善、燃料省エネを図ることができる為、多くの事業所様で施工をしています。
また、設備・配管に限らず建屋への施工実績も効果的です。気になる方は、是非お声がけください!